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Cloud AI エンジニア入門ガイド
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05. Claudeを使い始める:画面・プラン・準備

ここまでは仕組みの話でした。ここからは実際に使う話です。

どこから触るか、どのプランを選ぶか、画面のどこに何があるか。この3つを押さえます。プランの構成を一度理解しておくと、後から機能の説明を読むときに、これは自分のプランで使えるのかがすぐ分かります。

この章の全体像として、3つの入口、画面の構成、5つのプラン、利用上限の4つを番号順に並べ、自分に合うプランを選び上限と付き合えるようになることを示した図

シリーズ目次前章: 04. Claudeの「考える」仕組みと長いコンテキスト次章: 06. Claude プロンプトの基本

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この章のねらい

3つの入口

Claudeアプリには3つの形があります。中身は同じで、会話も同期されます。

入口特徴
Web(ブラウザ)インストール不要。まず試すならこれ
デスクトップアプリmacOS・Windows向け。ローカルのファイルやツールと連携しやすい
モバイルアプリiOS・Android向け。外出先での質問や音声入力に向く

無料プランでも3つとも使えます。まずWebで触って、日常的に使うようになったらデスクトップアプリを入れる。この順番が無理がありません。

3つの関係を図にすると、次のとおりです。

Web、デスクトップアプリ、モバイルアプリの3つを横に並べ、いずれも同じアカウントと会話履歴を共有することを示した図

画面の構成

初回サインアップを終えると、次のような画面になります。

場所何があるか
左側のサイドバー会話の一覧、Projects、検索、新しい会話の作成
中央会話の本文と、メッセージの入力欄
入力欄まわりファイル添付、モデルの選択、Web検索やリサーチの切り替え
右上・設定アカウント設定、プライバシー設定、カスタマイズ(Skillsなど)

会話は自動で保存され、後から名前を変えたり削除したり検索したりできます。履歴に残したくないやりとりには、シークレット(Incognito)で会話を始める選択肢もあります。

Tip

最初にやっておく設定が2つあります。プライバシー設定の確認(第15章)と、回答の言語や文体の好みの登録です。後者をやっておけば、毎回日本語でと書かずに済みます。

プランの全体像

プランは個人向け3種類と組織向け2種類の、合わせて5種類です。

利用頻度と組織利用の有無からFree・Pro・Max・Team・Enterpriseを選ぶ流れ図

2026-08-09時点の公式料金ページに記載されている内容は、次のとおりです。

プラン料金位置づけ
Free$0まず試す。Web・iOS・Android・デスクトップで利用可能
Pro月$17(年払い)/月$20(月払い)個人の日常利用。Claude CodeとClaude Coworkを含む
Max月$100からProの5倍・20倍の利用枠。混雑時の優先アクセスと新機能の先行提供
Team1席あたり月$20(年払い)/月$25(月払い)2〜150人の組織向け。一括請求とシングルサインオン
Enterprise1席あたり$20+利用分(API料金)大規模組織向け。SCIM、監査ログ、コンプライアンス関連の機能

Teamにはより多くの利用枠を持つ「プレミアムシート」も用意されており、こちらは1席あたり月$100(年払い)/月$125(月払い)とされています。EnterpriseではHIPAA対応の提供形態も選べます。

Important

価格とプラン構成は変更が頻繁です。ここに書いた数字は2026-08-09時点で公式料金ページに掲載されていたものです。契約前には必ず最新の料金ページを確認してください。

個人向けプランの選び方

軸はひとつ、利用上限にどれくらい当たるかだけです。

  1. まずFreeで試す
  2. 上限に当たる頻度が気になり始めたらProへ
  3. Proでも上限が足りない、あるいはClaude Codeを一日中動かすならMaxへ

Proの時点でClaude CodeとClaude Coworkが入るので、開発に使いたいから最上位プラン、という発想は要りません。

組織向けプランの選び方

TeamとEnterpriseで違うのは、機能の量ではなく統制のレベルです。

観点TeamEnterprise
請求一括請求一括請求
ID連携シングルサインオンSCIMによる自動プロビジョニング
監査監査ログ、コンプライアンスAPI
規模2〜150人大規模組織

情報システム部門が利用状況を把握して、退職者のアカウントを自動で止めたい。この手の要件が出てきたらEnterpriseの検討対象です。

利用上限という仕組み

Claudeには、一定時間ごとに使える量の上限があります。達すると、しばらく待つか上位プランへ移るまで新しいメッセージを送れません。

消費量は、送ったメッセージの数だけでは決まりません。

消費が増える要因理由
長い会話を続ける毎回、履歴全体を読み直しているため
大きなファイルを添付する添付内容もトークンとして数えられるため
上位モデルを使う賢いモデルほど枠の消費が大きい
深く考えさせる思考にもトークンを使うため

枠の減り方を図にすると、消費が何で決まっているかがはっきりします。

上部に一定時間ごとの利用枠のメーターを置き、長い会話、大きな添付、上位モデル、深い思考という4つの要因が枠を減らすことを示した図

つまり、上限を節約するコツは第4章で見たコンテキストの話とほぼ同じです。話題ごとに会話を分け、不要な添付を持ち回らない。これだけで体感が変わります。

Tip

重い作業は、上限が回復した直後に始める。これも地味に効きます。長い作業の途中で上限に当たると、続きの指示ができず宙ぶらりんになります。

最初にやってみるとよいこと

初日に試すなら、次の3つが感触をつかみやすい。

  1. 手元の文書を要約させる — PDFやテキストを添付して「要点を5つに整理して」と頼む
  2. 文章を書き換えさせる — 自分が書いたメールを貼り、「もう少し丁寧な言い回しに」と頼む
  3. 知らないことを説明させる — 業務で出てきた専門用語を「中学生にも分かるように」と頼む

いずれも、返ってきた内容が正しいかどうかを自分で確認できる題材です。ここを外さないでください。最初から検証できない領域で使い始めると、AIの得意・不得意の感覚が育ちません。

要点

参考資料


シリーズ目次前章: 04. Claudeの「考える」仕組みと長いコンテキスト次章: 06. Claude プロンプトの基本


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